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4.奈落の底へ

前回書いたとおり、何度か面倒を見ているうちに、女が段々とこちらに依存している風を示してきました。 金にはなりませんが、自立の手助けとして、人の役に立っていると感じれば悪い気はしません。 ある意味では自立の妨げかもしれませんが、放っておいたらどうなるかわからない不安がありました。 前の家で猫の世話をしなかったことも、「私になつかない」とか「私が猫みたいだから」などと、それらしいことを言ってきます。 後で冷静に考えれば、自分のことを「猫みたい」などという女は要注意です。


そんな女が時おり寂しげな表情を浮かべ、この先どうなるのか・・・などとクラリスばりに身を寄せて不安を訴えてきたら・・・。 ルパン三世はクラリスが推定16歳程度だったらしいので何とかこらえましたが、相手はアラサーですから、ここは支えてあげるのも甲斐性というもの。 自分の服に残る移り香を気にしながらも、守るポーズはとらなくては。とはいえ、相手が急に態度を変えたら一巻の終わりです。 慎重に慎重に、その場はそのまま軽くハグして済ませました。 でも私の背中に手を回してきたり、帰り際には玄関先で「じゃあまた」などと手を振り合ったりで、まんまと信用してしまいましたが、一方で、今後の距離感をどうすればよいか思案してもいました。


次回は役所の手続に同行することとしました。 仕事ではなく、あくまで付添とアッシー君として。 放っておいたら自分から手続しようとはしないのですから。 ですが、女の都合で1週間ほど延期されました。 この間に何らかの画策をしていたのでしょう。 役所の手続が済んだ後、特に用も無いのにペットボトルの茶を買って女の家に行くことになりました。 もちろん、女が断る気配は微塵もありません。部屋で今後の話をしているうちに、何となくそういう感じになり、後ろから抱き支えました。 すると女はすかさずスマホに手を伸ばしました。
「記念写真撮ろう。」
「撮らなくていいよ。何の記念だよ。」
「離婚の記念。」
いたずらっぽく笑いながら言うので、こんなことで気が紛れるならと、女が自撮りをするのに任せました。 結果、おじさんの間抜け顔のツーショット写真が証拠として残ることに。 写真を撮り終えた女は弁護士の名刺を示し、「ここに写真を送るから」と言います。 青くなった私は謝るとともに写真を消すよう懇願しましたが、女は意に介しません。 結局、そのまま私は手が回ってしまいました。
しかし、こんな呑気な写真が暴行の証拠だとは?


この間、私は一度も、女が「受け入れてくれている」と思ったことはありません。 取り調べに対しても、そんな陳腐なセリフは言っていません。


前回、女が拒まなかったのは恐怖によるものだとの考え方も確かにあるでしょう。 しかし、一言「困ります」と言えない状況ではなかったし、それができなかったくらいならもう会おうとはしないだろうし、会ったとしても家に上げる必要はないし、証拠を作るために危険を冒したとするなら賢明とは言えません。 「弁護士に送る」などと言ったら逆にスマホを取り上げられて無理やり写真を消されるのではとも考えるでしょう。


この女はスマホを2台持ちしていましたから、証拠にしようとしたのなら動画の隠し撮りもできたはずです。 通常はその方が有力な証拠になるでしょう。しかし、女はそうしませんでした。 できなかったのです。動画をとっていれば私が強制わいせつを働いていない証拠になってしまいますから。


私を担当した刑事は、女とも会ったと言い、私に同情的な言い方はしていました。 被疑者を懐柔するためのテクニックかもしれませんが。


以上が報道されていない事実です。 いや、一部、記憶の間違いからくる時系列の乱れや細かな誤りはあるかもしれませんから、事実を基に再構成したと言った方が正確かもしれません。 いずれにしても、「暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした」などということは全くありません。


それでも私が悪いという方もいるでしょうが、それは価値観の相違ですから、議論するつもりはありません。 私と関わらなければよいだけのことです。 私が間抜けだったということまで否定するつもりもありませんし。


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